ダブル不倫の悩み!!どちらか一方が離婚できない時の対処法

W不倫とは、それぞれ他の相手とすでに結婚している男女が、パートナー以外の相手と恋愛をすることです。

結婚した後にもっと素敵な人と出会って恋に落ちてしまった、パートナー以上に自分のことを愛して大切にしてくれる人に癒されたい、等々、不倫が始まるきっかけは様々あります。
多くの場合のW不倫は、あくまで自分の「家庭」を守ることが第一で、不倫相手に夢中になり過ぎず、割り切った関係を楽しみます。

しかし、W不倫をするカップルの中には、「双方が離婚して再婚し、2人で新しい生活を始めたい!」と考える2人もいます。
しかしそんな時、片方だけなかなか離婚が成立しない、となってしまったら?

2人が幸せになる為に、どんな対処法があるでしょうか。

W不倫をするメリット

そもそも、家庭がある2人がわざわざ他所に恋人を作ることには、どんなメリットがあるのでしょうか?
W不倫の大きなメリットは、恋をするにあたって精神的に楽だということ!

既婚者と独身者との不倫恋愛では、既婚者は「独身の彼女の、貴重な若い時間を奪ってしまって申し訳ない」「結婚前提でお付き合い出来ない後ろめたさ」という気持ちを抱えながらお付き合いをしなければいけません。

W不倫は、自分にも相手にも本来のパートナーがいることで、楽な気持ちで不倫が出来るのです。

双方が離婚して、結婚したいと思うきっかけ

多くのW不倫カップルは、「家族に迷惑をかけない」という気持ちで恋人とお付き合いをしています。
その気持ちを超え、「離婚を成立させて恋人と結婚したい!」と思うようになるまでには、どんなきっかけがあるのでしょうか?

最も多いのは、今の家族との不仲です。
パートナーの言動がどうしても納得できないとか、夫婦生活をいつも拒まれているとか、家庭内別居状態など、今のパートナーとこれ以上家族でいるのは無理だと感じた時に、恋人の存在が大きくなり、離婚を決意するのに至ります。

W不倫の離婚は出来るだけ時期を合わせたい

それでは、「お互いに離婚しようね」と恋人と約束し、自分の家庭はすぐにでも離婚成立出来そうなのに対して、恋人の離婚が成立するまでには時間がかかりそうな時。
先に離婚を成立させて恋人を待つのと、恋人とタイミングが合うよう自分の離婚を待つのと、どちらが良いでしょうか?

私がお勧めしたいのは、やはり2人が出来る限り同じタイミングで離婚を成立させることです。
そうでなければ、先に離婚を成立させた方は、その後「いつになったら離婚してくれるの?」と、相手に対して不安を感じ、プレッシャーを与えることになってしまうからです。

負のオーラを相手に向けてしまうことで、折角これまで上手くいっていた不倫関係に悪い影響を与えてしまうかもしれません。
結婚までスムーズに向かう為にも、離婚の時期は出来るだけ合わせるようにしてみてはいかがでしょうか。

離婚に向けてお互いがどのくらい本気なのか確かめてみる

カップルのうち片方だけなかなか離婚成立出来ない場合、「離婚に向けての本気度」をお互いが理解しておくことで、多少安心出来るはずです。

「離婚に向けて、パートナーはなんて言ってる?」「財産分与は上手くいきそう?」「慰謝料が発生するなら、どれくらい?」と、離婚に向けての具体的な話し合いがどれくらい進んでいるかで、「本気度」が分かります。

またこの時、離婚成立出来ない夫婦が、何が原因で離婚に至らないのかはっきり分かるはずです。

お金の問題で離婚出来ない時

離婚をしたいけれど、相手に支払う慰謝料を準備出来ない。
新生活を始めようにも、まとまったお金がない。

専業主婦なので、夫と離婚した後の生活をするためのお金がない。
等、離婚する意思は充分にあるけれど、それを実現するためのお金がないので離婚に踏み切れない、という場合もあるでしょう。

この場合は、とにもかくにも貯金をすること、パートナーに頼らなくても生活できるよう、自立するしかありません。
夫婦生活を終えて独身に戻るのですから、貯金と仕事は必ず必要です。

毎月の目標金額を決めて、貯金に励みましょう!

配偶者が離婚届に判を押してくれない時

夫婦間で離婚の話を進めているのに、配偶者がどうしても納得してくれない、何度頼んでも離婚届に判を押してくれない時。
この場合はとにかく、なんとかして相手を説得するしかありません。

これ以上夫婦生活を続けて行くことは出来ないことを根気よく説明する、相手が望むように離婚条件を整える、など、相手の気持ちが動くように色々工夫してみて下さい。

どうしても話し合いがまとまらない場合は、離婚調停、そして裁判に進むことも考えましょう。

子供の関係で離婚する決意が出来ない時

夫婦の間に子供がいると、離婚に対するハードルはどうしても高くなります。
子供に関する話し合いは当人達でなければ出来ませんから、決して口を挟んだり相手をせかしたりしてはいけません。

「子供が卒園のタイミングで離婚したい」「養育条件や養育費についてもっとしっかり話をしたい」などの相手の要望をよく聞き、離婚成立までに時間がかかることを覚悟しておきましょう。

「別居」期間が長いほど、離婚しやすくなる

パートナーとの離婚話をスムーズに進めるコツは、別居期間を長くとることです。

毎日顔を見る相手には、愛情が薄まっていたとしてもそこそこの情が沸くものです。
しばらくの間夫婦が顔を合わせていない、一緒に暮らさなくてもそれぞれ平気でやっていける、と分かれば、離婚に向けて一気に話が進みます。

夫婦間の依存度が強いとか、結婚生活が長くてお互いに情がある、と分かっている場合は、離婚に向けてまずは別居生活を始めてみてはいかがでしょうか。

「離婚理由」と「証拠」を用意して、スムーズに離婚!

夫婦間で離婚話をすんなり進める為には、「なぜ離婚するべきなのか」というハッキリした事由と、「夫婦関係が破綻している証拠」を用意して話し合いを始めましょう。

例えば、理由:「セックスをずっと拒まれて、お互いの愛情を感じられなくなったから、結婚生活を続けなくなった」証拠「この半年で合計20回セックスに誘ったけれど、全て断られた」などと言った具合にです。

相手が反論できないほど確かな証拠を集めておくことが重要になります。

離婚条件で揉めそうな場合は、譲れるところを譲る

例えば、「慰謝料が多い(または少ない)」「財産分与に不満がある」「このままでは離婚後の自分の生活が成り立たない」など、離婚するにあたっての条件やその他のことで納得できない部分が具体的に分かっている場合は、とにかく離婚を成立させることを一番に考えて、譲歩出来るところまで譲歩しましょう。

夫婦が良い関係を続けて行く為には譲り合いの精神が必ず必要になりますが、それは離婚の時も同じなのです。

自分が離婚する理由を、「不倫相手のせい」にしない

W不倫がきっかけで離婚をする人が絶対に心にとめておかなければいけないのは、離婚する理由を「不倫相手と結婚するから」「不倫相手への愛を証明する為」など、不倫相手のせいにしてはいけないということです。

そうしなければ、離婚成立後にもし不倫相手と破局してしまった場合や、不倫相手と結婚出来なかった時に、離婚したことを後悔し、不倫相手のことを恨む結果になってしまいます。

「今のパートナーよりも不倫相手の方が魅力的だから乗り換える」のではなく、「今の結婚相手とはこれ以上一緒に居られない」という確信を持った時に離婚を決意しましょう。

不倫バレに注意!不倫がバレると離婚成立しづらくなる

相手の夫婦がなかなか離婚してくれない時や、自分の結婚相手が離婚に同してくれない時、「いっそのこと、不倫の事実をバラしてしまえば、相手も離婚を決意してくれるかもしれない」という考えが頭を過るでしょう。

もちろん、パートナーの不倫を知り、一気に愛情と興味が冷めて、慰謝料をもらってアッサリ離婚する人もいるかもしれません。

しかし逆に、「2人が幸せになるなんて、絶対に許せない!絶対に離婚なんてしない!」とかたくなになってしまう人もいるのです。
不倫をしている方から離婚協議を申し入れても、受け入れられないことの方が多いのです。

リスクの方が大きい告白ですので、不倫バレには最後まで注意して下さい。

不倫相手への「好き」が最高潮の時に離婚するのは危険!?

恋人のことが本当に好き!今すぐに結婚したい!という気持ちが強くなるほど、今現在のパートナーとはすぐにでも離婚したい、と思うでしょう。

しかし、不倫相手に対する愛情が強くなり過ぎている時は、離婚することのメリットとデメリットを冷静に考えられなくなっています。
「とにかく早く離婚したい」という気持ちが強くて、離婚条件を相手の言うままに受け入れてしまい、損をすることもあります。

離婚後、新生活をどのように組み立てていくのか、恋人との関係はどうなるのかをしっかり考えられるよう、冷静になるのを待ってから「離婚」と向き合うようにしましょう。

おわりに

W不倫の恋人が「今の相手とは絶対に離婚するから、離婚成立したら結婚しようね!」と言ってきた時、あなたに離婚するかどうかまだ迷いある段階では、その気持ちを正直に伝えましょう。

その気がないのに「そうだね、いつか結婚しようね」と軽い気持ちで言ってしまうと、恋人はその勢いのまま離婚を成立させてしまうかもしれません。

W不倫で一番大きなトラブルになるのは、「片方だけが離婚を成立させてしまった時」です。
自分で進めてしまった離婚話をなかったことにしたり、一度壊れてしまった夫婦関係を再構築させるのは簡単なことではありません。

W不倫をしているカップルが離婚を決意する為には、大きな覚悟と、確かな計画性が必要だということをしっかり考えて下さいね。
確実に離婚を成立させ、本当に大好きな人との、新しい人生を始めましょう!