W不倫(ダブル不倫)、と言えば「失楽園」を思い出す人も多いのではないでしょうか。
最もあの二人は不倫相手こそ運命の相手、本命としてその愛を貫くために心中までしてしまいましたが。「失楽園」をきっかけに、W不倫という言葉が随分広まりました。
あとは「昼顔」ですね。
上戸彩ちゃんと斉藤工くん、良かったですね〜。
お互いに家庭があるのに、別の場所に恋人を作る。
当然リスクが高く、社会的にも許されないことなのに何故ハマる人が後を絶たないのでしょうか。
本当に好きな人と結婚したわけではない?
理由の1つに、パートナーに対する不満を持っているというのがあるのではないでしょうか?
海外では結婚前に同棲期間を設け、相手と本当に一緒に暮らせるのかと判断するカップルが多くいます。
しかし日本では、結婚して初めて相手と一緒に暮らし出すカップルがほとんどです。
そうなると、結婚前には知らなかった相手の生活習慣やクセ等を結婚後に初めて知ることになります。
家事を手伝ってくれない、お風呂の使い方が汚い、毎晩お酒がかかせない、お金の管理が全くできない…など知らなかった相手のクセがどんどん出てくることでしょう。
結婚後に一緒に暮らすうちに、相手がそれを改善してくれたり、自分が相手を許容できるようになればいいのですが、そうならない場合は不満がどんどん溜まっていってしまいます。
ふとした時に「私、この人と結婚してよかったのかな…」と思ってしまうこともあるでしょう。
そんな時、もっと素敵な他の誰かに出会ってしまったら。
家庭ストレスからの息抜きのつもりで、つい、ということがあるかもしれません。
女性はいつまでも若々しく美しくありたい。その為には常に恋愛をしていたい
仕事を辞め、家庭に入るととにかく女性の「女子力」は下がりがちです。
子供がいると子供優先になるので、なおのこと。
子供を追いかけるためにピンヒールではなくスニーカーを履き、レースやふわふわのスカートではなくジーンズを選び、子供が寒がった時のために肌触りのいいパーカーを羽織ります。
キラキラのビジューがついた小ぶりのバッグはタンスの奥に押しやり、子供の荷物やおもちゃを詰めた大きいバッグを肩からかけるでしょう。
個人的には、必死に子育てをする母親の姿はとても逞しくて美しいと思うのですが、男性からはなかなかそうは見られません。
毎日顔を合わせる家庭のパートナーに見せるために、着飾ったりメイクの研究をしたりすることもそうないでしょう。
たまには家庭を離れて、華やかな女性に戻りたい。
素敵な男性とデートを楽しみたいと思うのは仕方のないことかもしれません。
禁断だからこそ燃える
人間は「やっちゃダメ」「これはいけないこと」と言われると、頭では分かっていても何故かやりたくなってしまいます。
実はこれ、心理学的に説明されているのです。
人間は「自分の行動は自分で自由に決めたい」という欲求を持っており、それを他人から強制されると、自分の自由を取り戻すために反発的な態度を取る、というものです。
これを「心理的リアクタンス」といい、ブレーム,J.W.によって提唱されました。
恋愛にも当てはまり、障害のある恋ほど燃えます。
有名なシェイクスピア作品の名前を取って「ロミオとジュリエット効果」といいます。
ダブル不倫というのは、男女双方にとって「禁断の恋」です。
夢中になってしまうのも仕方ないのかもしれませんね。
W不倫(ダブル不倫)を長続きさせる秘訣
どんな不倫であれ、長続きさせるためには1にも2にも「隠し通す」ことです。
特にW不倫は「バレたら終わり」でしょう。
双方の家庭にとって大きなダメージになります。
しかし、W不倫というのは意外にバレにくいもの。
理由は2つ。
■本気の不倫には発展しづらい
■リスクが高い分、2人ともバレないよう十分に気を付けることが出来る
お互いに家庭がある以上、「不倫は不倫」と割り切るカップルが多いようです。
本当に相手と結婚しようと思ったら、相手に離婚してもらうと同時に自分も離婚しなければなりません。
その労力や現実味を考えると、「どうせ不倫は不倫だから」と割り切った付き合いをすることが出来ます。
どちらかが相手に入れ込むと、無理をして相手に連絡を取りたがったり、なんとかしてもっと会いたいと思ってしまい、無茶な行動に走りがち。
そうなると、目ざとい誰かにバレてしまうのです。
しかしW不倫カップルはそんな無茶はしませんし、お互いにリスクがあることをよく分かっているので行動にも細心の注意を払います。
絶対にバレないようにあの手この手を考えて不倫を継続するのです。
これがダブル不倫が長続きするコツです。
むすび
私は、W不倫も付き合い方によっては幸せになれると思います。
非日常を楽しむことができますし、家庭に戻ってもメリハリを付けることができます。
迷うくらいなら、思い切って本気のダブル不倫をしてしまった方がやりがいがあるのでは…と思うのですが、いかがでしょうか?